【実証実験の状況報告】スマートグラス及びソフトウェアの導入による建設現場における遠隔作業支援事業

2019年01月07日 お知らせ

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平成30年度 実証実験補助金事業

実証実験の概要

検証内容

施工管理の効率化による生産性向上効果の検証に加え、熟練技術者が保有する技術の伝承での利用可能性も検証します。

実証方法

建設現場で眼鏡型のウェアラブル端末(スマートグラス)を装着し、映像を画像化し文字を書き込む等の編集を行い、施工管理の効率化を図ることが可能かを実証します。

提案者

株式会社廣瀨

背景と目的

建設業では、若手配属員が現場で作業し、熟練者が現場事務所で他の業務を行う場面が少なくありません。高度な技術及び専門的知識が求められることが多い建設工事現場は、豊富な経験や資格を有する技術者の判断が必要となります。若手配属員に疑問が生じ上長の指示を仰ぐ場合、通話や写真だけでは伝わらず、熟練者が現場に赴くことが多々あります。また、現場から本社にいる上司に指示を仰ぐ場合についても、本社から逐一現場に赴くのは困難であり、時間的コストもかかります。

スマートグラス及びソフトウェアを利用することで、現地の映像・音声をパソコン等の端末でリアルタイムに共有するだけでなく、映像を画像としてキャプチャし文字等の書き込みを即座に行うことが可能。さらにPDFファイルの送信も可能であるため、リアルタイムで図面に書き込むことも可能です。

作業支援や指導を容易にすることで建設現場における作業者の負担が軽減され、労働生産性の向上に寄与することが期待されます。

実証実験の様子

新潟市中央区の建設工事現場において、実証実験を実施しました。株式会社廣瀨の若手社員の方に実際にスマートグラスを着用していただき、動作確認及び各種機能の実証実験を行いました。

実証実験中には、方向指示のほか、写真・動画の撮影や録画、PDFデータの送受信などを実施。いずれも問題なく運用することができ、意思疎通もスムーズに行うことができました。

本現場は新潟市の中心市街地に近い幹線道路付近で行われる工事のため、数km離れた箇所に現場事務所が設置されています。「たとえ数kmの距離でも頻繁に事務所〜現場間の行き来をすることにより生じる金銭的・人的・時間的コストは大きい。その削減につながるとしたら非常にありがたい」との声が聞かれました。また、「撮影データを蓄積することにより、社内研修に転用できる」との意見も上がりました。

効率的な情報共有を実現するスマートグラス

現場担当者がスマートグラスを装着

熟練技術者が遠隔地から確認・指示

現場作業の様子

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