【実証実験の状況報告】観光タクシーの相乗りマッチングサービスによる“観光MaaS”の実現

2020年03月13日 お知らせ

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  • 新潟市に進出する

令和元年度 実証実験補助金事業

実証実験の概要

AIを活用した新潟の観光客のマッチングと、送迎ルートの最適化によって観光タクシーの「相乗り」による新たな移動サービス「トラベルシャトル」を開始します。オンデマンドの事前予約による利便性の向上と、二次交通の単価を下げることで、お得で快適な観光地の周遊を実現します。移動のハードルを解決し、地域の観光資源を発見しやすくする仕組みを構築することで、地域の観光価値向上および地域活性化を目指します。

検証内容

新潟市における、観光タクシーの相乗りマッチングサービスによる“観光MaaS”の実現可能性を検証します。

実証方法

AIを活用した観光客のマッチングおよび観光タクシー相乗りによる送迎サービス「トラベルシャトル」を、2020年1月18日から3月末までの期間中、新潟駅、新潟市内宿泊ホテルほか数カ所で実施。

※新型コロナウィルスの感染拡大のリスクを避ける必要があると判断し、3月3日(火)をもって実証実験を終了しました。

実施事業者

株式会社NearMe

MaaSとは

ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念。
(国土交通省による定義参照:https://www.mlit.go.jp/pri/kikanshi/pdf/2018/69_1.pdf

背景と目的

新潟市は、観光スポットが点在しており、とくに個人旅行や少人数旅行の際には周遊するのに苦労する場所もあります。こうした回遊性の問題の解決をはかります。また、観光タクシーを個人または少人数で利用すると、1台あたりのコストが高くなります。「相乗り」式を採用することでコストを下げ、利用しやすい仕組みを構築します。

実証実験の様子

実証実験開催中、事前予約から観光、目的地への送迎まで、一連の流れを実際に利用し、シミュレーションしました。

まずは事前にウェブサイトから予約し、コースおよび搭乗地、降車地を決めます。新潟駅などあらかじめ決められた搭乗・降車スポットのほか、宿泊先のホテルまで迎えに来てもらうことも可能です。コースは「1時間」「2時間」「3時間」の3コースから選択し、ウェブ上で決済します。

今回は萬代橋、新潟市歴史博物館「みなとぴあ」、湊稲荷神社等を1時間で巡る「1時間コース(1,980円/1名)」を選択し、実際に搭乗してみました。

使用されたのは、最大7人乗りの大型ミニバンです。車内は広々としており、快適なシートでくつろぎながら周遊することが可能なほか、車内にはwi-fiが完備されており、居住性が高くなっています。

「ニイガタ検定」を合格したドライバーによる観光案内を受けながら回ることができるため、個人旅行では決して気がつかないような細かい着目点を教えてくれることもポイントです。例えば、本コースで訪れる萬代橋は新潟市のシンボル的存在として写真撮影も人気です。徒歩では訪れることが難しいようなフォトスポットを案内してくれます。また、かつては堀が張り巡らされていた中央区中心部の道路を実際に走行するなどしてくれるため、ライトな観光客はもちろん、知的好奇心が旺盛な観光客も楽しめる内容になっています。

1時間という限られた時間ではありましたが、道中、ドライバーと一緒に降車し、観光案内をしてもらえるなど、有名観光地を効率よく回りたい場合には特に有効な交通手段です。

また、「スケジュールに数時間、空白が発生してしまった」というようなケースでの利用も想定でき、様々なニーズに応えられるのではと期待されます。

 

 

ウェブサイト(ブラウザ上)で予約・決済

使用されるのは、大型ミニバンなど

経験豊富な観光タクシードライバーがアテンド

降車して観光案内も

 

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