JR東日本スタートアップ「AI×観光」による地域活性化実証実験 オープニングセレモニーが開催されました

2020年02月29日 お知らせ

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事業概要

新潟市は、2020年1月よりJR東日本100%出資のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)、JR東日本スタートアップ株式会社(代表取締役社長:柴田裕)、ベンチャー企業2社と連携し、実証実験を開始しました。

実証実験の内容を広く周知するため、2月14日にJR新潟駅内「km-0 niigata lab」および新潟駅西側連絡通路にてオープニングイベントを実施しました。

イベントの様子

 

10:30からスタートしたイベントでは、JR東日本スタートアップ株式会社の柴田代表取締役社長、「スマートシャトル」を展開する株式会社NearMeの高原CEO、「YUMMY SAKE」を展開するMIRAI SAKE COMPANY株式会社の山本CEO、新潟市経済部の長井部長らが挨拶。簡単な事業紹介と、意気込み、展望を話しました。

続いて、登壇者による鏡開きを行いプロジェクトの門出を祝いました。

新潟市経済部 長井部長

登壇者による鏡開き

実証実験の内容をピッチ形式で紹介

メディア関係者に向けて開催された「ベンチャーピッチ」では、参加2社のCEOが事業の内容を5分間のピッチ形式で説明を行いました。

株式会社NearMe「新潟トラベルシャトル」

まず、AIを使った観光マッチングサービス「新潟トラベルシャトル」について、株式会社NearMeの高原CEOが説明。同サービスは、AIを活用した新潟の観光客のマッチングと、送迎ルートの最適化によって観光タクシーの「相乗り」による新たな移動サービスで、オンデマンドの事前予約による利便性の向上と、二次交通の単価を下げることにより、お得で快適な観光地の周遊を実現するというものです。「移動のハードルを解決し、地域の観光資源を発見しやすくする仕組みを構築することで、地域の観光価値向上および地域活性化を目指す」としています。

実証実験の実施に先立ち、自身も実際に新潟市内を観光して回ったという高原氏。「新潟市にはまだまだ知られていない観光地があり、もったいないとさえ感じた。そうした『隠された観光資源』を発見しやすい仕組みづくりができれば」と話していました。

イベント当日は実際にタクシーを稼働し、中継でその様子を紹介しました。

株式会社NearMe 高原CEO

実際にタクシーを稼働し中継

MIRAI SAKE COMPANY株式会社「日本酒観光案内バー」

続いて、「日本酒観光案内バー(SAKE TOURIST INFORMATION BAR)」を展開するMIRAI SAKE COMPANY株式会社の山本CEOが登壇。「日本酒観光案内バー」は、10種類の日本酒を飲み比べ、AIによる味覚判定を通じ、利用者一ひとり人に合った日本酒や酒蔵・飲食店を提案する観光拠点です。

AIが独自のアルゴリズムにより12種類の日本酒味覚タイプに分類し、「byun byun」などのユニークなオノマトペで好みのタイプを表現し、レコメンドしてくれます。スマートフォンやタブレット等で簡単に操作可能で、10分程度で判定できます。判定結果ごとに一人ひとりに合った味わいを巡る新潟駅近郊のラリー型の旅行「酒(シュ)タンプラリー」を提案することで、新潟駅周辺地域(スマートサイド)および古町地域(レトロサイド)の飲食店・酒販店の回遊を促し、地域全体の活性化を目指すというプロジェクトです。

新潟で実証実験を実施することについて山本氏は「新潟は、日本が誇る、日本酒の蔵元数全国ナンバー1。新潟というと『淡麗辛口』をイメージする方が多く、各酒蔵の歴史もたいへん長い。しかし、近年は甘口や泡を感じるものなど新しいお酒がでてきており、大きな変革期を迎えていると感じる」と述べ、若い醸造家のもと、新しい挑戦をする酒蔵も多く出ていることを紹介。プロジェクトの展望としては、「自分の味覚で美味しいお酒を知る。そうするとお酒に合う料理を知ることになる。そして、新潟の世界観を知ることができると考えています」と話していました。

MIRAI SAKE COMPANY株式会社 山本CEO

スマホによるAI味覚判定

今後の展開について

最後に、JR東日本スタートアップ株式会社の柴田社長は「(両プロジェクトを通じて)また来たい!と思える新潟を目指したいと思っています。新潟が持っている「日本酒」というリソースの魅力をさらに引き出すこと。あるいは、今までボトルネックになっていた「移動」というものを新しい技術によって解決することで、駅だけでなく『まち』全体の魅力を引き出したい。1回行って『新潟よかったね!』と満足するのではなく、また行きたいよね、次は家族で、相乗りで旅してみたいよね、という流れを作っていきたい」と今後の展望を語ってくれました。

JR東日本スタートアップ株式会社 柴田代表取締役社長

 

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