【実証実験の状況報告】長時間滞空型固定翼無人航空機の開発

2019年11月10日 お知らせ

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令和元年度 実証実験補助金事業

実証実験の概要

実証実験名

「無人飛行機の飛行実証実験」

実証内容

本実証実験では、以下の事業者が独自に開発した無人飛行機を飛行させ、基礎的な飛行能力(良好な操縦性・安定性等)を実証しました。事業者は、今後、本プロジェクトにおいて開発した無人飛行機による新たなサービスの創出を目指します。

事業者

新明和工業株式会社(兵庫県宝塚市)

背景と目的

現在、世界中で稼働している無人航空機(ドローン)といえば、マルチコプター機が主流です。 価格面、操縦性などの面から導入のハードルも低く、専門用途からレジャー用まで、広く普及しています。しかし、専門用途や産業への展開を見据えると、マルチコプター機では速度や飛行時間といった性能面でまだまだ物足りないという現状があります。 そこで、本プロジェクトでは、固定翼機に着目。より長時間の飛行が可能な航空機の開発を目指しています。 本機体で目指す飛行時間は約4時間。ある程度の重量の物資(数kg程度)を搭載しての飛行を目指しています。これを達成することで、以下の実現に期待が寄せられています。

 

(1)通信中継

災害時や山間部などの通信僻地において、通信が制限される場合があります。そうした際に、本機に通信設備を搭載し、上空を飛行させることで、通信中継基地の役割を持たせることが期待されます。通常、通信中継拠点を地上に設置するとなれば、設備投資および管理運用が必要となります。しかし、本機を使用すれば、必要な際に飛行させるだけで済むため、タイムリーな運用とコストの削減も期待できます。

 

(2)観測飛行

長時間の飛行が可能となることで、従来は難しかった長時間にわたる広範囲な観測飛行の実現が期待されます。

機体について

長時間飛行を行うために、機体はなるべく軽いことが求められるため、さらなる軽量化を目指します。電動モーターのみの駆動で4時間の飛行を想定。効率的な飛行性能を確保するべく、空力性能を限界まで高め、形状も細かく設計し作り込んでいます。また、将来的には安価に提供することも目指し、開発を進めています。

実証実験の様子

この実験では、高度、速度など飛行機としての性能の面で、狙った通りの性能が出せるかどうかを確認しました。

まずは無動力飛行実験を実施。安全に飛ばすことができるか確認しました。続いて、電動モーターを駆動させた動力実験を実施しました。その際、フライトコントローラー(操縦ソフトウェア)を使った遠隔制御が正しくできるか、自動操縦機能などとあわせて確認しました。徐々に高度を上げ、上記の項目を細かく確認していくという実験を繰り返し実施しました。

結果、所定の項目の達成を確認し、実証実験を完了しました。

 

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