【出展報告】新潟市がITによる新しいビジネスチャンスを支援! 「にいがたBIZ EXPO 2019」に先端技術を活用した2社が実証実験を紹介する共同ブースを出展しました

2019年10月10日 お知らせ

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2019年9月26日(木)・27日(金)の2日間にわたって開催された「にいがたBIZ EXPO 2019」(https://www.niigata-bizexpo.jp/)には2日間でのべ10,000人以上の方が来場し、成長産業支援課の共同ブースにも、新潟県内の情報通信関連企業を始め、自治体職員、大学生や工業系の高校生といった多くの方にお越しいただきました。

本市が設置した共同ブースでは、「IoT端末スマートロックによるシェアサイクル事業」および「VRキャラクターによるライブコミュニケーション・情報発信事業」をご紹介しました。

来場者の皆様からは

  • V-Tuberという言葉自体まったく知らなかった。そんな世界があるのかと驚いた
  • VR技術が「地方創生に資する可能性がある」との話が興味深かった
  • 自転車というアナログな乗り物がまだまだ可能性を秘めていると知って興味深かった

など多くのお声を頂戴しました。

「にいがたBIZ EXPO 2019」への出展中、実証実験補助金事業として採択した2社の実証内容は以下となります。

出展事業者1

シェアサイクル事業

<実施者>
OpenStreet株式会社

<事業名>
IoT端末スマートロックによるシェアサイクル事業

<検証内容>
地元の運営事業者やフィールドメンテナンス事業者らと連携した新潟での新たな事業展開を検証。また、実際に電動自転車を活用したデモ体験会を実施し、一般ユーザーに対しその利便性や快適性を体験してもらう。

<実証方法>
OpenStreetが運営するプラットフォーム「HELLOCYCLING」や自転車の現在位置、利用状況をWEB上で把握することが出来る「スマートロック」を地元事業者に紹介、PR。臨時ステーションとしてサイクルポート、電動自転車を設置し、事前予約から試乗までを実際に体験してもらう。

 

東京都を中心に日本全国でシェアサイクリング事業「HELLO CYCLING」を展開するOpenStreet株式会社。
新潟市におけるシェアサイクル事業の導入・拡大による有益性の紹介を目的として、本市ブースに出展しました。

同社が手がけるシェアサイクル事業は、スマートフォンを使って簡単に利用ができるのが特徴です。

専用の電動アシスト自転車

専用の駐輪場「サイクルポート」

情報端末を搭載した電動アシスト自転車と「サイクルポート」と呼ばれる専用のステーション(駐輪場)とをリンクさせ、スマートフォン上で検索から登録・利用手続きをすることができます。これにより、面倒な手続きをせずに利用することを可能としました。

当日は、ブースを訪れた来場者に、事業モデルを説明。自転車やステーションを使用してのサービス概要紹介を行ったほか、希望者にはデモ走行を体験していただきました。来場者からは「電動自転車の乗り心地が良い」「手続きが予想以上に簡単で驚いた。もっと面倒なのかと思っていた」との声も上がっていました。

本事業の導入により期待できる効果としては、下記が挙げられます。

(1)車に頼らない/車を運転できない人のための交通手段確保
(2)公共交通空白地帯の補完
(3)「ラストワンマイル」の交通手段確保
(4)移動データの分析による自動車専用道路の整備、交通渋滞の解消
(5)自転車利用に伴う健康促進
(6)CO2削減
(7)災害時における交通手段の確保

以上の実現に向け、県内の企業・自治体との交流を進め、新潟市内・県内での事業展開の可能性を模索しました。

サイクルポート設置等、サービス展開上必要な用地取得する際には、その地域の民間企業と連携する等、民間主導での新たな交通手段の確保とその運営に期待します。

自治体での導入を図る場合、その地域の民間企業と連携することで、民間主導での運営を可能とし、自治体の負担を最小限に抑えることが期待できます。

また、自転車には広告の掲載も可能。「走る広告」としても利用可能であるという点も、来場者にご紹介。あたらしい交通インフラというだけでなく、多角的なビジネスモデルであるという点もご紹介しました。また、当該事業モデルについて、利用者と事業実施者双方の反応を確認することができ、非常に有意義な実証実験となりました。

出展事業者2

VRキャラクターによるライブコミュニケーション・情報発信事業

<実施者>
新潟コンピュータ専門学校

<事業名>
VRキャラクターによるライブコミュニケーション・情報発信事業

<検証内容>
VR端末と対応PCを使用して、次世代ライブ・コミュニケーションサービスの運用とVRキャラクターによるコンテンツ活用(SNSでの情報発信、イベントでの実演)の実証実験。

<実証方法>
実機を用いてVtuber体験会を実施。体験者は機材を装着(ヘッドマウントディスプレイ、コントローラー)、眼前に広がるVR空間内でバーチャルキャラクターを操作(機材を装着した状態で自身が頭を動かす、手を振る等の動作を行うとバーチャルキャラクターにも同様の動作が反映される)。体験を通じて、実際の動作がバーチャルキャラクターとどのようにリンクしているか、またVtuberとして動作、情報発信している様を動画により併せて確認し、利用者の反応等を収集。情報発信事業を見据えた実証実験を行う。

 

新潟コンピュータ専門学校(NCC)、株式会社バーチャルキャストの産学官連携による、「VTuver」を活用したVR(Virtual Reality、仮想現実)プロジェクトです。

VRは、PC、スマートフォン(モバイル)に続く革新的な技術として期待されています。

「VTuber」とは、「Virtual YouTuber(バーチャル・ユーチューバー)」の略語で、モーションキャプチャー技術で作成した3Dバーチャルモデル(アバター)が、YouTube上でキャラクターとして活動するものです。

従来は人間が担っていたYouTuberをバーチャルキャラクターが担うことで、より自由度の高い発信が期待されます。

VTuber「笑主しい(えぬししい)」

本プロジェクトでは、VRソフトウェア「Virtual Cast」を使用し、バーチャル空間上にオリジナルキャラクター「笑主しい」を展開。
「新潟を応援するVTuber」と位置づけ、夕日のオレンジ色、信濃川の青など、新潟をイメージした配色でデザインされています。

動画配信サービス「YouTube」にて専用の「にいがたCチャンネル」を開設。NCCの学生主導による番組を制作・配信しています。

今回の出展では、活動内容の紹介のほか、実際にVRを体験できるVチューバー体験コーナーを設置。来場者が「しぃちゃん」になってVRを体験しました。バーチャル空間内を自由に動き回ったほか、パレットを利用してのお絵かきなど、思い思いの行動でバーチャル空間を体験。

本プロジェクトを統括するCG・Webクリエーター科学科長の山中裕介氏は、学生主導のキャラクター制作にも利点があると話します。
「我々のような大人世代だけで制作するより、若い世代の学生さんたちが制作することで、より面白い表現ができると思います。それにより、観てくださる方の感性に近いものが作れると思っています」

学校主導でプロジェクトを進める利点もあるといいます。
地方の魅力を発信していくという目的で運用していくにあたり、柔軟に対応できると話します。

「こうしたサービスは、通常であれば多額の使用料が発生します。学校主導ということで、営利追求が目的ではないため、コラボレーションが容易です。コストの面からみても、利点があるのではないかと思っています」と山中氏。

今後の展望については「新潟市はもちろん、幅広く地元企業、観光等のPRを通じて、地元新潟に愛されるキャラクターを目指しています」と話してくれました。

本出展後は、早速新潟市内の企業、大型施設等から「にいがたCチャンネル」でのコラボレーションの相談が寄せられるなど、さらなる連携効果に期待が高まっています。

開催概要

名称:にいがたBIZ EXPO 2019
日時:2019年9月26日(木)・27(金) 10:00~17:00
会場:新潟市産業振興センター (〒950-1141 新潟県新潟市中央区鐘木185-10)
主催:にいがたBIZ EXPO実行委員会
URL:https://www.niigata-bizexpo.jp/

「新潟市実証実験プロジェクト事業」について

新潟市成長産業支援課では、「にいがたBIZ EXPO 2019」への共同ブース出展をはじめとする、AI、IoT、ビッグデータ、ロボットなどITによるビジネスチャンスを支援する「新潟市実証実験プロジェクト事業」を行っています。詳細はこちら。(https://www.niigata-iot.jp/subsidy-event/992/
成長産業支援課の取り組みが都市の活性化に貢献し、さらには新潟市の企業誘致へとつながるよう、今後も民間企業への支援を継続してまいります。

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